社員インタビュー

レストラン部
T.M.さん

2020年 専門コース入社

一人ひとりに全力サービス。
めざすは“接客で人を呼べるホテルマン”。

帝国ホテルを選んだ理由

日本最高峰への憧れ。
帝国ホテル以外は考えられなかった。

人と直接話すことが元々好きだったので、接客の仕事に就きたいという思いを強く持っていました。たくさんの業種がある中でもホテルを選んだのは、「ホテルマンのかっこよさ」に惹かれたからです。そこでホスピタリティ系の専門学校に進学しました。学校での実習先になったのが帝国ホテルです。バイキングレストランでの接客を体験することになり、最初は「一流のホテル」という場所で緊張していましたが、わからないことは丁寧に教えてくださり、徐々に落ち着いて動けるようになりました。印象的だったのは、スタッフの方もお客様もやさしくて貫禄のある方が多かったこと。「自分もそうなりたい」という憧れから、志望先は帝国ホテル1本に絞りました。

接客には主に宿泊とレストランがある中で後者を選んだのは、よりお客様と接する時間が濃密だから。宿泊の場合はチェックインしてお部屋に案内したら、基本的にはお客様と接する時間は終わりですが、レストランはそうではありません。日本最高峰のホテルでディナーを愉しむ数時間を、自分の接客で最高のひとときにしたい。そんな想いでレストラン部を希望し、帝国ホテルのメインダイニング「レ セゾン」に配属されました。

現在の仕事内容

一流のサービスを求めるお客様に、自分ができる最高のおもてなしを。

「レ セゾン」に配属後は、最初に料理を運ぶ「コミ・ド・ラン」を担当。経験を積んだ4年目の春から、オーダーテイク・料理の説明・その他全般のお客様対応を担う「シェフ・ド・ラン」となりました。今は日々、接客の難しさと責任感を感じています。たとえば、料理の説明ひとつを取っても、接待のお客様には簡潔にわかりやすく、記念日のお客様にはより深掘りするといった応対が必要です。あとは右利きか左利きか、カトラリーは必要かなど、細かな部分にもお客様目線に立って気を配っています。一流のサービスが求められる環境だからこそ、いつも意識しているのは自分ができる最高のおもてなしをお届けすること。その結果としてお客様から「今日は本当によかったよ」「また来るね」と言っていただくと、心から大きなやりがいを感じますね。

専門学校での学びも本当に役立っています。言葉使いや身だしなみはもちろん、英会話や料理に関する知識まで、たくさん活かせていると思いますね。入社後は「料理に使われている食材やソースなどは事前に調べる」「散髪は月1回、爪の手入れは必ず週1回する」など、最高のおもてなしをお届けするために必要不可欠なマイルールを設けています。

働く環境

ホワイトな環境を、よりホワイトにしていきたい。

帝国ホテルのスタッフは、一人ひとりが各分野のプロフェッショナルを突き詰める一方で、チームとしての一体感を大切にしていることも特徴だと思います。後輩が資格を取りたいとなれば自分の知識や経験をどんどん伝えるし、逆に自分が足りない部分は先輩や上司にすぐ聞きに行きます。後輩が成長して、お客様から褒めてもらえるようになると自分のことのように嬉しくなりますね。そんな「チーム感」が働きやすさにつながっていると実感しています。

あと、完全週休2日制が導入されているなど、他の同業と比較してワークライフバランスがよい職場だと思います。シフトの調整も柔軟に対応してくれることも嬉しいですね。遅番の翌日のシフトが早番だと体力的に厳しいときがあります。後輩のシフトがそうなっている場合は、先輩に伝えて変えてもらうようにしています。子育て中のスタッフがいれば、家族との時間を作ることを重視できるように掛け合うこともあります。ホワイトな環境をよりホワイトにしていく。そうした職場作りに私自身も貢献していきたいです。

今後の目標

期待を上回る感動を生み出し、レストラン部を引っ張る存在へ。

「レ セゾン」をご利用されるお客様は、一流の料理やサービスを楽しみにされています。その期待を上回る感動をお届けするために、決して奇をてらうのではなく、「これぞ帝国ホテル」といえるおもてなしを追求していく。それが私の使命と考えています。また、日々の業務の中では、思わぬご褒美をいただくこともあります。以前にレストランサービスのコンクールに出場したのですが、そのときの様子をテレビでご覧になったお客様が「レ セゾン」にお越しくださいました。「あなたの接客を受けたい」と。こんなに嬉しいことはないですし、自分の接客で感動を創造できると実感した出来事でもありました。

2036年には帝国ホテル 東京の新本館が完成する予定です。個人的にはリニューアルに向けて、若い世代のお客様にもっとアプローチをして、結婚記念日や誕生日のお祝いに毎年ご利用いただけるようなサービスも充実させたいですね。私自身はこのまま「レ セゾン」で働き続けたい気持ちも、帝国ホテルの他のレストランで接客できるようになりたい気持ちも持っています。どちらにしても、レストラン部を引っ張っていく存在にならなければと今は強く思っています。

一日のスケジュール

12:00

出社

着替えなど

ランチタイム

「レ セゾン」にてお客様への接客

14:30

閉店

ディナーのスタンバイ

15:00

休憩

17:15

ミーティング

お客様情報の確認

17:30

開店(ディナータイム)

「レ セゾン」にてお客様への接客

21:30

退社