社員インタビュー

料飲部
Y.S.さん

2015年専門コース入社

帝国ホテルのおもてなしを、世界中のお客様へ。

帝国ホテルを選んだ理由

帝国ホテルでのインターンシップで、一流の接客を体感した。

高校時代のアルバイト経験から「将来は接客業を仕事にしたい」と思い、卒業後はホテル業や観光業をめざせる専門学校に進みました。学校の授業や当時のアルバイトを通して、漠然とホテル業に興味が湧いてきた中で、授業の一環として帝国ホテルのインターンシップに参加しました。半年近くメインダイニングの「レセゾン」で実際に働いた結果、「このホテルのサービススタッフになりたい」という強い想いが生まれましたね。

インターンシップで一番印象に残っているのは、帝国ホテルの名にふさわしい一流のサービスです。実は他のホテルのレストランでも接客のアルバイトを経験しましたが、帝国ホテルのサービスレベルは非常に高く感じました。さらに、スタッフ一人ひとりの働く姿から、自分の仕事に誇りを持つとともに、もっと上のレベルをめざしたいという向上心が伝わってきました。「自分もこのホテルのスタッフのように接客のプロフェッショナルとなって、一流のサービスを追求したい」と、プレッシャーよりもチャレンジ精神が勝って帝国ホテルを第一志望に。無事に内定をもらえたときは本当に嬉しかったです。

現在の仕事内容

一生の思い出となる時間を、一緒に創る。

今は帝国ホテル大阪のカジュアルレストラン「カフェクベール」で、サービススタッフとして働いています。誕生日や記念日にご利用されるお客様が多く、リピーターの方もたくさんいらっしゃいます。常に意識しているのは、お客様の一生の思い出となる時間を一緒に創りだすこと。そのために期待を超えるおもてなしはもちろんですが、「パートナーにサプライズがしたい」というお願いにも柔軟に対応します。たとえば、事前にお預かりしたプレゼントをデザートのタイミングで、ケーキと一緒にテーブルへお持ちすることも。緊張するシーンですが、お二人が喜ばれるような演出も加えて最大限のサプライズをいつも心掛けています。

食物アレルギーや食事制限のあるお客様への対応も、サービススタッフの大切な役割です。オーダーではお召し上がりいただけない食材を必ずお伺いし、ご希望のメニューに使われていれば代替できる食材などを調理場と連携して検討します。「ご用意できません」と言わずに、できる限りお応えする。そんなおもてなしの先に、お客様から直接「ありがとう」と笑顔で言ってくださる瞬間は、サービススタッフとして一番のやりがいですね。

働く環境

フレンドリーな雰囲気の中、自分もチームも成長を。

「カフェクベール」は現在、20〜30代のサービススタッフが多く、活気があってフレンドリーな雰囲気です。一方で私がインターンシップを体験したときにも感じたことですが、スタッフ一人ひとりが向上心を持って働いています。サービス技術を日々磨いたり、「この業務をもっとスムーズに進めるにはどうすべきか」など、みんなで意見を出し合うこともあります。個人もチームも成長をめざし続ける風土が、帝国ホテルには変わることなくあると実感していますね。あと、イレギュラーにはなりますが、他のレストランやラウンジなどで、ヘルプのサービススタッフとして働く機会もあります。自身の職場のみならず、部で一丸となって協力体制を敷いていく様子も帝国ホテルならではの魅力かもしれません。

「カフェクベール」は、さまざまな国のお客様が数多くご利用されます。そういう環境だからこそ、英語やフランス語、中国語など、多彩な語学研修が整っているのは嬉しいですね。私自身も英会話の研修を利用しました。もちろん、ソムリエやレストランサービスといった接客に直接活かせる資格取得のサポートも充実しています。こうした制度を活用して、自身の成長につなげていければと考えています。

今後の目標

後輩を育てながら、自分も伸びていくために。

私は今、「カフェクベール」のアシスタントキャプテンとしてチームを動かす役割も担っています。日々のサービスがスムーズに進むシフト管理も大切ですが、今後、私がより意識したいのは後輩への接し方です。人に教えることは決して得意とは言えません。ただ、私には帝国ホテルのサービススタッフとしてゼロからスタートした経験があります。だからこそ、当時の自分を思い出しながら“後輩の立場”で接して、失敗したときや悩みがあるときは「私も経験したことだし、こう乗り越えたよ」と自分の経験をベースに支えていければと思っています。その分、後輩が日々成長していく様子は自分のことのように嬉しく感じますね。

個人的な目標は英語力の向上です。私たちサービススタッフはお客様との会話を通して、「2人の記念日で来ました」「夫の誕生日が近くて」など感動を創造するきっかけを見つけては、それに応じたサービスをご提供します。ただ、英語をお使いの方とは、まだまだスムーズに会話できるレベルではありません。これからを見据えて英語をしっかりと学習して、世界中のお客様に帝国ホテルのおもてなしをお届けできるサービススタッフになりたいです。