帝国ホテルのレトルトカレーや缶詰で、ご自宅にいながら贅沢を。

レトルト食品のなかでも、生産量がもっとも多いカレー。その量は、年間14万トン超ともなることを、ご存じでしょうか。近年では、巣ごもり需要の影響も受けて、自宅で手軽に味わえるレトルトや缶詰のカレーのニーズが高まっています。
カレーの魅力は、なんといってもその多彩さです。欧風、インド風、タイ風----。慣れ親しんだ味から高級料理店の味まで、個性あふれるカレーは、私たちの舌を楽しませてくれます。
帝国ホテルのレストランでは、さまざまなカレーを提供しておりますが、ご自宅にもホテルの味をお届けできるよう、レトルトや缶詰タイプも取り揃えております。
帝国ホテルのカレーの歴史

◆開業当時のメニューに載っていたカレー
明治23年(1890年)、帝国ホテルの開業当時のメニュー。すでにカレーが掲載されています。帝国ホテルのカレーは、実に130年の歴史があります。
そもそも、日本にカレーが伝わったのは、明治時代のこと。欧米の文化が積極的に取り入れられるなかで、イギリスからカレーが伝わったとされています。ただし、その頃のカレーと現代のカレーは、大きく異なります。
当時は、肉も野菜も水から煮て、軟らかくなったところにカレー粉とでんぷんを入れ、とろみをつけたものを「カレー」と呼んでいました。
◆ヨーロッパ仕込みの石渡流カレーの作り方
昭和初期、ヨーロッパで料理の修業を重ねていた石渡は、"近代フランス料理の父"として知られるオーギュスト・エスコフィエの直弟子として、カレーソースを習得しました。
石渡が習得したカレーの特徴は、まずみじん切りにした玉ねぎやにんにくなどの野菜を、バターでじっくり炒めること。さらに小麦粉を加え、焦がさないようキツネ色になるまで炒め、そこにカレー粉を加えながら、さらに炒めあげて「ルウ」を作ります。できあがったルウを、ブイヨンやトマト、トマトピューレでのばし、とろみが出るまでコトコト煮込みます。
こうして仕上げたカレーソースは裏ごしせず、"野菜のつぶつぶ感"をあえて残すのが石渡流。食材のうま味と食感を活かすための工夫です。
この石渡が築いたカレーのレシピは、今日まで帝国ホテルで受け継がれています。
時代に合わせてアレンジすることはあっても、基本はずっと変わりません。
ご自宅で楽しめる 帝国ホテルのカレー

◆現代では個性あふれるさまざまなカレーをご提供
ヨーロッパ仕込みの欧風カレーが脈々と受け継がれていく一方、帝国ホテルでは、時代に応じてさまざまな個性豊かなカレーが提供されています。例えば、スパイス香るインドのマドラス風カレーや、ココナッツミルクのコクが特徴的なタイ風カレー。どちらも、根強いファンにご支持いただいているカレーです。さまざまなタイプのカレーは、レトルト食品や缶詰・冷凍食品として、ご自宅でお楽しみいただけます。
お取り寄せもできる レトルト・缶詰・冷凍食品
石渡の習得した製法を大切に、野菜を丹念に炒めて甘みを出し、トマトやブイヨンで煮込んだカレーソースで作り上げた帝国ホテル伝統の味です。
ご家庭でもホテルの味をお楽しみいただけるように、またそれぞれの保存方法でおいしさが保てるようにアレンジされています。
インド料理には多種多様な香辛料が登場しますが、カレーに使われる香辛料は地域ごとにそれぞれの特徴があります。
マドラス風カレーは、インドの港町マドラス(現:チェンナイ)で生まれたカレーで、インドカレーならではのスパイス感が特徴です。マドラス港では、香辛料が非常に高価で貴重だった時代でも、数多くの香辛料が行き交っていたといわれています。
東南アジア地域は、インドと並ぶ多彩な香辛料の産地で、タイでは独自のカレー文化が発展してきました。レモングラスなどの香辛料に加えて、魚介のうま味をベースに、ココナッツミルクなどでコクをつけたカレーが特徴です。
おうちでホテル気分が叶う 帝国ホテルのカレー

伝統的な歴史ある欧風カレーから、マドラス風・タイ風カレーまで、さまざまなタイプをご用意している帝国ホテルのカレー。
ご自宅にいながら、たくさんの味を手軽にお取り寄せできます。
例えば、毎日、違う味のレトルトカレーを開封して少しずつ楽しむ。あるいは、一気に全種類を並べて、家族でシェアする。帝国ホテルのカレーなら、おうちで幸せなホテル気分が叶います。
半熟卵を落としたり、揚げ野菜をトッピングしたりと、"おうちカレー"ならではの自由なアレンジもおすすめです。
ちょっと贅沢で豊かなカレーのある暮らしを、帝国ホテルのお取り寄せでお楽しみください。
◆お持ち帰り(テイクアウト)商品のご紹介
帝国ホテル東京 ホテルショップ「ガルガンチュワ」ではテイクアウト惣菜として欧風のビーフカレーと海老カレーも販売しております。
ホテルへお越しの際は、こちらもぜひお試しください。