帝国ホテルの3種のイタリアン「食べる冷凍スープ」をお取り寄せ。様々なシーンに活躍!
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ご自宅で帝国ホテルの味をお楽しみいただけるお取り寄せスープのラインナップに新たに3種類の冷凍スープが加わりました。新作のイタリアン「食べる冷凍スープ」の特徴や召し上がり方を、帝国ホテルキッチン料理長下川明宏がナビゲートします。
3種のイタリアン「食べる冷凍スープ」の魅力を知るためのポイント
帝国ホテルキッチンの「食べる冷凍スープ」は、袋のまま電子レンジや湯煎で温めることができ、ご自宅で手間をかけずに上質な味をお楽しみいただける新商品です。
開発を担当した料理長・下川が、新商品の魅力を3つのポイントから解説します。
その1 とにかく具沢山
"忙しい朝に一皿で完結できるような朝食"を作りたいと思って開発したのが、今回の具沢山スープです。一皿でもご満足いただけるボリュームを出すべく、3種のスープにはそれぞれにパスタや豆を加えました。
スープをすべてイタリアンにしたのは、イタリアの郷土料理には、野菜や豆などの具材をたっぷり入れたミネストローネなど、具沢山のものが多いためです。
その2 伝説のイタリアンレストランの一皿に着想を得る
スープの発想のヒントになったのは、帝国ホテルのイタリアンレストラン『チチェローネ』のミネストローネです。
『チチェローネ』のミネストローネはなかなか食べ応えがあるスープで、お客様にもご好評をいただいていました
帝国ホテルキッチン料理長・下川は、2006年に惜しまれつつ閉店した帝国ホテル 東京のイタリアンレストラン『チチェローネ』のシェフを務めていました。このレストランの伝統が受け継がれたのが、この3種の「食べる冷凍スープ」なのです。
その3 つくりたての味が家庭で楽しめる
冷凍スープは、作りたての状態をそのまま保存できるのが利点です。
レトルトや缶詰の製造工程では、充てん後に加圧加熱殺菌するため素材の質感や色が変化することがありますが、冷凍は余分な熱を加えないため、質感や色をそのまま保持することができます。
熱に弱いジェノバペーストの緑色を鮮やかに出せるのは、冷凍だからこそです。鶏肉のしっとりした柔らかさや野菜の食感も、冷凍スープならでは。レンジや湯煎で温めて、出来立てのスープの美味しさを再現してお楽しみください。
帝国ホテルのお取り寄せ3種のイタリアン「食べる冷凍スープ」のラインナップ
ここからは、3つの「食べる冷凍スープ」の味や製法、美味しさを引き出すコツなど、それぞれの特徴をじっくりとご紹介します。
その1 うずら豆とマッケローニのスープ
「パスタと豆」を意味するイタリアの伝統料理「パスタ エ ファジョーリ」をヒントに考案された「うずら豆とマッケローニのスープ」は、うずら豆と小さめのパスタ「マッケローニ」、キャベツなどの野菜を使用したとろみのあるスープです。
うずら豆と白いんげん豆を一晩かけて冷水で戻したものを茹でた後、うずら豆はそのまま、白いんげん豆はピューレにし、それをスープにて加えることで豆の食感とコクを出しています。
「うずら豆はハーブと相性が良いので、仕上げにセージやイタリアンパセリ、ローズマリーなどのお好みのフレッシュハーブをちぎって加えると味わいが広がります。また、仕上げにオリーブオイルをひと回しすると一段と香りが増します」(下川)
その2 鶏むね肉と雑穀のミネストラ
「ミネストラ」は、イタリアの野菜スープです。「鶏むね肉と雑穀のミネストラ」は、料理長・下川がかつて「チチェローネ」で提供していたスープが原型です。
イタリアでは野菜スープに雑穀を入れることがよくありますので、雑穀を加え、鶏むね肉を使用して上品な味わいに仕上げたスープです。
穏やかなスパイスの風味は、昔ソレントの星付きレストランで食べた料理にヒントを得て加えました。召し上がる直前にレモンの皮を細かく刻んで添えても、爽やかにお召し上がりいただけます
その3 白いんげん豆とオレッキエッテのジェノバ風スープ
最後にご紹介する「白いんげん豆とオレッキエッテのジェノバ風スープ」は、野菜の甘味とベーコンの旨味に、白いんげん豆ペーストのコク、そしてジェノバペーストの風味を加えたスープです。
特製ジェノバペーストに使うニンニクは3回茹でこぼすことで、まろやかでクセがない味わいに仕上げ、バジルの香りをより一層引き立てます。具材のショートパスタは、耳たぶ形の「オレッキエッテ」。ショートパスタのコシのある食感が、満足感を高めます。
「ヨーロッパ人、特にイタリア人は豆好きといわれています。ジェノバのあるリグーリア州には白いんげん豆の産地があり、白いんげん豆とジェノバペーストを合わせることがよくあります。
また、ジェノバペーストはイタリアではスープの仕上げにかける習慣もあります。こうしたことから着想を得て、ジェノバペーストを加えたスープをつくりました
温めるだけで美味しくお召し上がりいただけますが、仕上げにちぎったフレッシュバジルやパルミジャーノチーズ、ペコリーノチーズをアクセントとして加えると、より美味しくお楽しみいただけます
帝国ホテルの3種のイタリアン「食べる冷凍スープ」はこんなシーンに最適
イタリアンベースの「食べる冷凍スープ」は、袋のまま電子レンジや湯煎で温めていただくことができ、さまざまな食事のシーンに寄り添います。下川がおすすめの楽しみ方をご紹介します。
その1 忙しい方の朝食に
袋のまま電子レンジや湯煎で温められる冷凍スープは、忙しい朝の食事にぴったりです。
『鶏むね肉と雑穀のミネストラ』は優しい味わいですので、起きたばかりでまだ胃が活動していないときでも食べやすく、朝食におすすめです。スパイスの香りも食欲を刺激してくれるでしょう。
その2 スープランチに
具沢山の冷凍スープは、手軽なランチにも活躍します。
しっかりランチを召し上がりたい時には、パンやサラダを添えてみましょう。温めたスープには、オリーブオイルを回しかけると風味がアップします。
また、うずら豆はローズマリーと相性がよいので、オリーブオイルにローズマリーを加えたハーブオイルをかけても美味しくお召し上がりいただけます。
オリーブオイルにニンニクとローズマリーなどのフレッシュハーブを加えて弱火で熱し、香りが立ったところで火を止めて茶漉しで漉すと、自家製のハーブオイルが出来上がります。これを『うずら豆とマッケローニのスープ』にかけると、より本格的な味わいをお楽しみいただけます。
その3 おもてなしイタリアンの前菜に
冷凍スープはホームパーティーなど、おもてなしのシーンでも活躍します。
スープ皿に少量をよそうだけでも簡単で美味しい前菜となりますが、トーストにのせてお楽しみいただくのもおすすめです。その場合、スープは温めず、冷蔵庫で自然解凍させたものを常温でトーストにのせるだけで美味しくお召し上がりいただけます。
『白いんげん豆とオレッキエッテのジェノバ風スープ』は、ガーリックトーストと好相性です。スープをガーリックトーストに乗せて、カナッペのような感覚の前菜としてお楽しみいただくのはいかがでしょうか。
その4 夜食に
新商品の3つの冷凍スープはいずれもバターを使用せず、雑穀米や豆類の食物繊維が豊富なことから、ヘルシーな夜食としてもおすすめです。
もう少しボリュームが欲しい場合には『鶏むね肉と雑穀のミネストラ』に適量のごはんを加えて軽く煮込み、グラタン皿に移して上からたっぷりのチーズをかけたものをオーブンでこんがり焼いてみてください。一味違った美味しさをお楽しみいただけます。
帝国ホテルの伝統の味を受け継ぐ3種の冷凍スープは、温めるだけで手軽に楽しめ、食べ応えも抜群。一手間加えれば、より本格的にお楽しみいただけます。さまざまな食のシーンに合わせてご活用ください。
Profile
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下川明宏 帝国ホテルキッチン 料理長
1978年帝国ホテル入社。1979年より調理部に勤務。イタリア・ローマを代表するホテル「ホテルハスラー」やフランスで1835年に創業した歴史あるホテル「ル・ムーリス」で研鑽を積むとともに、2006年に惜しまれながら閉店した帝国ホテル 東京のイタリア料理レストラン「チチェローネ」やブフェレストラン「インペリアルバイキング サール」などでシェフを歴任。
レストラン調理課課長、調理部次長を経て、2018年より帝国ホテルキッチン取締役料理長。
帝国ホテルキッチンとは
「世界のVIPや内外の美食家のみなさまに供してきた帝国ホテルの伝統の味を、ご家庭で手軽にお召し上がりいただきたい」との思いから、1974年日本冷蔵(現=ニチレイ)と帝国ホテルが帝国ホテルキッチン(旧インペリアル・キッチン)を設立。帝国ホテルで長年受け継がれる味を高度な加工技術で製品化し、ご家庭にお届けしています。
商品撮影/升谷玲子(studio Bloom Room)
スタイリング/渡辺陽子
文/畑 礼子
編集/小松めぐみ
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※商品内容は取材当時のものです。最新情報はオンラインショップまたはホームページをご確認ください。