豊かな自然があることこそ、最高の贅沢―。日本を代表する標高1,500mの山岳景勝地の上高地は、 1928年に国の文化財(特別名勝・特別天然記念物)に指定されました。 以来、年間120万人を超える観光客や登山客がこの地を訪れ、雄大な自然が織りなす景色に心動かされています。 この素晴らしい自然環境を次世代へ守りつなげていけるよう、上高地帝国ホテルではSDGs達成に貢献するための取り組みをさらに進め、 自然と共存するサステナブルなホテルを目指してまいります。 豊かな自然があることこそ、最高の贅沢―。 日本を代表する標高1,500mの山岳景勝地の上高地は、1928年に国の文化財(特別名勝・特別天然記念物)に指定されました。以来、年間120万人を超える観光客や登山客がこの地を訪れ、雄大な自然が織りなす景色に心動かされています。 この素晴らしい自然環境を次世代へ守りつなげていけるよう、上高地帝国ホテルではSDGs達成に貢献するための取り組みをさらに進め、自然と共存するサステナブルなホテルを目指してまいります。 脱プラスチック 脱プラスチック 海洋ごみ及びCO2(二酸化炭素)排出削減のために館内で提供している使い捨てプラスチック製品を、環境に配慮した素材に切り替えます。 環境負荷の少ない「竹」「木」に着目し、客室の主なアメニティ(歯ブラシ、ヘアブラシ、カミソリ)を竹製、木製へ変更いたします。これにより従来品に比べプラスチック使用量約9割が削減されます。また、館内で販売するペットボトルを紙製容器などに切り替え、年間約5,000本*以上の削減を目標とします。*2019年の利用実績比 CO2排出実質ゼロへ CO2排出実質ゼロへ 自然と向き合ってきた上高地帝国ホテルだからー。地球規模で課題となっている気候変動の解決に向け、2022年4月より、上高地帝国ホテルで使用するエネルギーに伴うCO2排出量を実質ゼロで運営いたします。電気は、犀川、千曲川、木曽川、天竜川など信州の豊かな水資源から生まれた、環境に配慮したCO2フリー電気(信州Greenでんき)を導入し、灯油およびガスは、クレジット購入によりカーボン・オフセット*いたします。*カーボン・オフセットとは...省エネ・再エネ設備の導入や森林管理等により温室効果ガスの排出削減・吸収を行っている企業等から温室効果ガスの排出削減量(権利)を購入し、他の場所での排出削減や吸収に貢献することを通じて埋め合わせる取り組み。 最高のおもてなしは、六百山の麓からの天然水 最高のおもてなしは、六百山の麓からの天然水 ぜひ味わっていただきたいのが、山からの恵みである天然水。上高地の南側に位置する標高2,470mの六百山はシラビソやコメツガに覆われていて、そこに降った雨は少しずつろ過され、透明度の高い地下水として水源に集まってきます。この水源が全長300mの清水川となり、河童橋の上流で梓川に合流していきます。上高地帝国ホテルでは、水源の始点からサイフォン式というモーターや電力を一切使わない方法で水を引き入れており、いつでも8℃前後の冷たい名水を味わっていただけます。 上高地の名水の秘密 上高地の名水の秘密 豊かな水環境に恵まれた長野県には、良好な水質、優れた景観、歴史的価値を持つ「名水・秘水」が数多く存在します。中でも特に優れた15箇所が「信州の名水・秘水」とされ、上高地の豊富な湧水はそのひとつに認定されています。上高地帝国ホテルが参加する「上高地を美しくする会」では、村内地区の皆さまとともに、この清澄な湧水を守る活動に取り組んでいます。 美しい風景として在り続けること 美しい風景として在り続けること 1933年の開業以来、赤い屋根をシンボルとした丸太小屋風の外観を守り続けてきました。1977年に木造建築から鉄筋コンクリート造りに全面改築した際も、仕上げ材として内外装の木造のイメージを継承し、改築前とほぼ同じように蘇らせました。また、木造部分は老朽化しても交換できる工夫などのメンテナンス対策を施し、冬季約6か月間の閉鎖期間も維持、管理しております。これからも、上高地の風景のひとつであり続けられるよう、自然と調和したホテル建築を守り続けてまいります。 ベルカ賞受賞 厳しい自然環境に対するメンテナンス対策と、きめ細かな雪害・凍結対策が施されていることが評価され、2002年、社団法人建築・設備維持保全推進協会が主催する「第11回BELCA賞ロングライフ部門」を受賞しました。 上高地の自然を守るためのルール 上高地の自然を守るためのルール 上高地は国立公園及び国の特別名勝・特別天然記念物に指定されており、「特別保護地区」にあります。美しい自然を守るため、「5つのルール」にあわせて、新たに追加された2つのルールを守りましょう。 ▶「上高地 5つのルール+2」 生ごみリサイクルでつなぐ3R 生ごみリサイクルでつなぐ3R 生ごみ排出ゼロを目指し、2015年から上高地帝国ホテルのすべての生ごみは、環境保全の工場にてたい肥化しています。化学肥料や農薬などだけに頼るのではなく、そのたい肥で生産された野菜をホテルのレストランで提供することで循環し、ホテル全体での3R(Reduce, Reuse, Recycle)の推進に取り組んでいます。