2023年のバレンタインギフトは帝国ホテルのショコラティエがつくるボンボン ショコラ
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帝国ホテルのボンボン ショコラは、スイスで修業を積んだシェフ ショコラティエの市川幸雄がひと粒ずつ丁寧にお作りしています。2023年のバレンタインには、新作を詰め合わせた限定ボックス2種の他、人気のチョコレート菓子をご用意しております。
こだわる人のバレンタインギフトに最適なボンボン ショコラとは?
ボンボン ショコラとは、ガナッシュ※1やプラリネが入った一口大のチョコレートのこと。
内側のガナッシュやプラリネのフレーバーと、表面を覆うクーベルチュールチョコレート※2のハーモニーを味わえるのは、ボンボン ショコラならではの魅力です。
帝国ホテルのボンボン ショコラは、シェフ ショコラティエの市川幸雄が「口に入れた時のガナッシュやプラリネの味わいの変化や、余韻の残し方」を1種類ごとに設計し、手作業でお作りしています。
ショコラティエの技とこだわりが詰まったチョコレートは、特別な贅沢感のあるバレンタインギフトを選びたいという方やご自身へのご褒美に最適です。
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※1生クリームやピュレなどを混ぜ合わせたチョコレートクリーム。
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※2仕上げなどに使うカカオバターの含有量が多いチョコレート。
帝国ホテルのボンボン ショコラのこだわり
帝国ホテルのショコラトリーでは2005年の設立以来、さまざまなショコラを手作業で作り続けています。
ボンボン ショコラのラインナップは、定番と季節のフレーバーを合わせ常時約9種類。ガナッシュやプラリネの素材選びから、配合、サイズ、コーティングのチョコレートの種類など、さまざまな要素を考慮して味わいが設計されています。
中でも帝国ホテルらしいこだわりは、コーティングのチョコレートの使い分けです。実はコーティングのチョコレートにもさまざまな種類があり、市川はボンボン ショコラの中身(ガナッシュやプラリネ)に合わせて最適な種類を選んで使用しています。
「一言でミルクチョコレートといっても甘味の強いものや後味がすっきりしたものなどがありますし、ビターチョコレートの中にも酸味の強いものや苦味のインパクトがあったり、特徴はさまざまです。機械での作業では、複数の種類のチョコレートを使い分けるのは困難ですが、手作業ならば可能です。ガナッシュやプラリネの味に合わせてコーティングのチョコレートの種類を変えることができるのは、全ての工程を手作業で行う帝国ホテルならではの強みです」(市川)。
コーティングは口溶けのよさや味わいにも影響するため、0.01mmの単位まで意識して薄くコーティングをしているのも、市川のもうひとつのこだわりです。
帝国ホテルのショコラティエがつくる2023年バレンタインおすすめボンボン ショコラ2種類の「新作ボンボン ショコラ限定BOX」編
2023年のバレンタインシーズン中、帝国ホテルでは期間限定で2種のアソートボックスを販売します。
帝国ホテル ボンボン ショコラ「バレンタインセレクション2023」のラインナップ
シックな印象のボックスに5種類計10個のボンボン ショコラを詰めた「バレンタインセレクション2023」は、ホテルショップ「ガルガンチュワ」でのみご購入いただけます。以下、気になる中身を一粒ずつ解説します。
その1:パッション
酸味の強いパッションフルーツの味わいを存分にご堪能いただけるよう、はちみつを加えることで、パッションフルーツの味わいとチョコレートの甘味を調和させた新作です。パッションフルーツのコンフィチュールの上に、パッションフルーツ風味のガナッシュを重ね、ミルクチョコレートでコーティングしました。
その2:スリーズ
甘いグリオットチェリー(=スリーズ)のコンフィチュールにグリオットチェリー風味のビターチョコレートガナッシュを重ね、甘めのビターチョコレートでコーティングした新作。コーティングの内側には、酸味のあるカカオパルプ※3入りのチョコレートを隠し味として忍ばせています。口の中でカカオパルプとグリオットチェリーが出会うと、ほどよい酸味のある余韻が心地よく広がります。
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※3カカオ豆を包んでいる粘性のある白い果肉。希少な食材のひとつで、酸味がとても強くフルーティーな味わいがあります。
その3:ピスターシュ
塩味を効かせたピスタチオを入れたプラリネの上に、砕いたピスタチオを散らし、甘味のあるミルクチョコレートでコーティング。こちらは定番人気のフレーバーで、ホテルショップ「ガルガンチュワ」では1粒からご購入いただくこともできます。
その4:エスプレッソ
コーヒー豆を象ったこのボンボン ショコラの中身は、エスプレッソが香るガナッシュとノワゼット(へーゼルナッツ)のプラリネ。ノワゼットのプラリネがエスプレッソのほろ苦さを強調し、表面を覆うブロンドチョコレート※4が黒糖のような香りと甘味を漂わせる新作。
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※4ホワイトチョコレートとミルクチョコレートの間に位置するチョコレート。
その5:ビター
カカオの酸味を活かしたビターチョコレートのガナッシュと、甘味のあるビターチョコレートのガナッシュを重ね、奥深い味わいと余韻を生み出した新作です。ビターチョコレートでコーティングした表面に砕いたバニラビーンズのさやと金粉を飾り、甘味と酸味が同時に感じられるように仕立てました。ショコラ本来の味わいを楽しめる1粒です。
帝国ホテル オンラインショップ限定「ボンボン ショコラ2023」のラインナップ
続いてご紹介するのは帝国ホテルオンラインショップの限定発売となる「ボンボン ショコラ 2023」。「バレンタインセレクション2023」と同じ可愛らしいボックスに5種類10個のボンボン ショコラが詰められています。すべて今年の新作となる中身を一粒ずつ解説します。
その1:トロピック
パッションフルーツの強い酸味を活かしたガナッシュとマンゴーの甘味を活かしたコンフィチュールを合わせ、トロピカルフルーツの美味しさを存分に感じられるように仕立てました。コーティングのビターチョコレートが、2種類のトロピカルフルーツの味をバランスよくまとめています。
その2:シトロンヴェール
シトロンヴェールは、フランス語でライムという意味。ライムが爽やかに香るビターガナッシュをビターチョコレートでコーティングした、華やかなデザインのボンボン ショコラです。表面には粉末のチョコレートをあしらいました。
その3:フレーズ
苺のガナッシュとコンフィチュールを、苺風味のホワイトチョコレートでコーティングし、カカオニブをまとわせたボンボン ショコラです。苺の種のつぶつぶとした食感が楽しめるコンフィチュールを使用し、果実本来の美味しさを存分に感じられるように仕立てました。
その4:ココ
ココナッツファイン※5を練り込んだざくざくとした食感のプラリネを、ミルクチョコレートでコーティングしました。エアーブラシで表面を波打たせた表面に銀粉をあしらった、さりげなく華やかな1粒です。
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※5ココナッツの果肉(胚乳)を粗びきにした粉末状のもの。
その5:ビター
カカオの酸味を活かしたビターチョコレートのガナッシュと、甘味のあるビターチョコレートのガナッシュを重ね、奥深い味わいと余韻を生み出した一粒。
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※こちらは先にご紹介した「バレンタインセレクション 2023」に含まれる「ビター」と同じものです。
帝国ホテルのショコラティエがつくる2023年バレンタインおすすめボンボン ショコラオリジナルボックスに自由に詰めて贈る「定番ボンボン ショコラ」編
ホテルショップ「ガルガンチュワ」の定番ショコラを、バレンタインギフトとして贈るのもおすすめです。店頭では1粒からお求めいただくことができ、ギフト用の特製ボックスもご用意しております。お相手の好みに合わせたボンボン ショコラを複数選んで詰め合わせば他にはないオリジナルボックスとなります。
帝国ホテル定番 ボンボン ショコラのラインナップ
定番ボンボン ショコラのラインナップは常時9種類。贈る方を思い浮かべながら、どれをボックスに詰め合わせるかを考える時間も楽しいはずです。それでは定番ボンボン ショコラのラインナップをご紹介しましょう。
その1:ショコラ
「ショコラ」はビターチョコレートとミルクチョコレートのガナッシュを合わせ、バニラビーンズで味わいをまとめたボンボン ショコラです。ビターチョコレートでコーティングした表面に酸味のある粒状のビターチョコレートをまぶし、複雑で深い味わいに仕立てました。
その2:カフェ
苦みのあるキャラメル風味のガナッシュにコーヒーガナッシュを重ね、周りをビターチョコレートでコーティングしました。滑らかな口溶けとともに、香り高いコーヒーの風味とほろ苦さが広がります。
その3:バナーヌ
完熟バナナの甘味と熟す前の青いバナナの香りを、1粒で両方味わえるボンボン ショコラです。バナナコンフィチュールとシナモン風味のガナッシュをコーティングしているのは、バナナの香りのするミルクチョコレート。「このミルクチョコレートは、カカオを熟成・発酵させる工程でバナナの果肉を加えて香りをつけたものです。自然なバナナの香りを活かしているため、後味がすっきりとしているのが特徴です」
その4:テ ノワール
口の中でレモンティーの味が感じられるように作りました。レモンのコンフィチュールの層の上に、アールグレイティーの香るガナッシュを重ね、カカオ含有率の高いミルクチョコレートでコーティングしています。
その5:ノワゼット
アーモンドのプラリネとノワゼット(ヘーゼルナッツ)のジャンドゥジャを重ね、ミルクチョコレートでコーティング。ナッツとチョコレートを練り上げたジャンドゥジャ特有の、香り豊かな味わいをお楽しみください。
その6:シトロン
皮が分厚くて酸味があり、オレンジのような香りを持つ淡路島産の「マイヤーレモン」を使用したボンボン ショコラです。マイヤーレモンを皮ごと使ったコンフィチュールに、マイヤーレモンとビターチョコレートのガナッシュを重ね、ビターチョコレートでコーティングしました。
その7:フランボワーズ
甘酸っぱく華やかなフランボワーズの味わいを存分に楽しめる一粒です。口溶けのよいビターチョコレートでコーティングされているのは、ラズベリーのコンフィチュールとガナッシュ。表面にはルビーチョコレートのラインとカカオニブをあしらっています。
その8:ピスターシュ
塩味を効かせたピスタチオを入れたプラリネの上に、砕いたピスタチオを散らし、甘味のあるミルクチョコレートでコーティング。まろやかな甘味と塩味、ザクザクした食感が楽しめる1粒です。
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※「バレンタインセレクショ2023」にも使用しています。
その9:ヴァニーユ
10年間熟成させた稀少なマダガスカル産のバニラビーンズを使用したガナッシュが香り高いボンボン ショコラです。発酵食品であるバニラビーンズは熟成期間が長いほど旨味が増し、通常の熟成期間の10倍に相当するバニラビーンズにはまろやかで芳醇な香りがあります。キャラメル味のミルクチョコレートに、バニラとホワイトチョコレートのガナッシュを重ね、乾燥させたバニラビーンズのさやを混ぜたキャラメル味のミルクチョコレートでコーティングしています。表面の飾りはバニラビーンズの鞘と金箔です。
ショコラティエがおすすめする帝国ホテル定番ボンボン ショコラの詰め合わせ方
定番ボンボン ショコラを詰め合わせることができる特製ボックスは、5個用(400円)、10個用(500円)、15個用(500円)の3種類をご用意しております。ここでは、シェフ ショコラティエの市川幸雄おすすめの詰め合わせ例をご紹介いたします。
その1:ショコラを5つのカテゴリーごとに選び、バランスよく詰める
ボックスに詰め合わせるボンボン ショコラを選ぶ際にまず知っておきたいのは、ボンボン ショコラの味わいが5つのカテゴリーに分類されることです。
5つのカテゴリーは「プレーン」「コーヒー・紅茶」「フルーツ」「プラリネ」「スパイス」。市川が推奨するボンボン ショコラの詰め合わせ方は、この5つのカテゴリーのボンボン ショコラをバランスよく詰めることです。帝国ホテルの9種類の定番フレーバーを5つのカテゴリーに当てはめると、「ショコラ」は<プレーン>、「カフェ」と「テノワール」は<コーヒー・紅茶>、「バナーヌ」と「シトロン」と「フランボワーズ」は<フルーツ>、「ノワゼット」と「ピスターシュ」は「プラリネ」、「ヴァニーユ」は<スパイス>に分類されます。これらを踏まえると、5個用ボックスには各カテゴリーから1種類ずつ選んで、「ショコラ」「カフェ」「バナーヌ」「ノワゼット」「ヴァニーユ」の5種類を詰め合わせるとバランスが良いでしょう。
その2:同じフレーバーのボンボン ショコラを複数詰め合わせる
10個用ボックスや15個用ボックスには9種類の定番ボンボン ショコラを1粒ずつすべて詰め合わせることもできますが、市川がおすすめするのは同じ種類を2個ずつ詰めること。その理由は、帝国ホテルのボンボン ショコラは食べた後にもうひと粒味わいたくなるような後味のよさが特徴だからです。その「もう1粒」を味わえるように2粒ずつ詰めることで、より満足度の高いオリジナルのアソートボックスが完成します。
帝国ホテルのショコラティエがつくる2023年バレンタインおすすめボンボン ショコラ3種「定番チョコレート&ボンボン ショコラ」編
帝国ホテルの「ガルガンチュワ」には、ほかにも定番のチョコレートやボンボン ショコラが多数あります。その中から2023年のバレンタインギフトにおすすめの3種類をご紹介します。(※以下で紹介する商品はガルガンチュワ限定商品です。)
その1:アマンド ショコラ
「アマンドショコラ」は、香ばしくローストしたアーモンドをキャラメリゼし、ミルクチョコレートでコーティングしたものの表面にココアパウダーをまぶしたチョコレート菓子。カリッとした歯応えが特徴で、味わうほどに素材の良さが感じられます。
その2:ショコラ フレ
チョコレート本来のおいしさを味わっていただける、口溶けのよいチョコレートです。カカオ分65%のビターチョコレートにバニラの風味を利かせた滑らかなガナッシュに、きめ細かなココアパウダーをまぶしました。
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※「アマンドショコラ」および「ショコラ フレ」は、1月20日(金)~2月14日(火)の期間中、バレンタイン限定パッケージでご用意いたします。
その3:ボンボン ショコラ「ウイスキー」
数々の受賞歴のある北海道厚岸蒸溜所の「厚岸 シングルモルト ジャパニーズウイスキー芒種」を贅沢に使用した、大人向けの定番ボンボン ショコラです。
洋酒を染み込ませたフランス菓子「サバラン」をヒントにしてウイスキーを染み込ませたジェノワーズを、ウイスキー風味のガナッシュで包み、ビターチョコレートでコーティングしました。
一口でお召し上がりいただくと滑らかなガナッシュからウイスキーが溢れ出し、口の中でウイスキーの香りが広がります。ウイスキーのナッティーで甘い味わいとスモーキーな香りの余韻をお楽しみいただけます。 「ひと口で食べ終わってしまうからこそ、印象に残る奥深い味わいを楽しんでいただきたい」。帝国ホテルの市川がつくるのは、定番や新作のボンボン ショコラからアマンド ショコラまで、実にバラエティ豊かです。2023年のバレンタインギフトとして、ぜひご利用ください。
Profile
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市川 幸雄 帝国ホテル シェフ ショコラティエ
スイスでチョコレート作りの修業後、2001年に帝国ホテル入社。ペストリー課に配属される。洋菓子の世界大会「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2007」に日本代表のチームリーダーとして出場し優勝を収め、他にも様々な大会での受賞歴をもつ。チョコレートやカカオ豆に対してまるで研究者のようなストイックな姿勢を貫き、ショコラづくりに向き合い続けている。
撮影/升谷玲子(studio Bloom Room)
スタイリング/渡辺陽子
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※商品内容は取材当時のものです。最新情報はオンラインショップまたはホームページをご確認ください。