常備食やギフトにも。かに、ふかひれなど帝国ホテル「雑炊スープ」で本格中華雑炊を

優しい味わいが人気の「雑炊スープ」は、帝国ホテル 大阪の中国料理レストラン「ジャスミンガーデン」が監修した雑炊用レトルトスープです。全3種類のスープの特徴や、雑炊を美味しく仕上げるコツを、帝国ホテル調理部中国料理統括シェフ畑繁良がナビゲートします。

帝国ホテル 大阪の中国料理レストラン「ジャスミンガーデン」が監修する「雑炊スープ」は、かに、ふかひれ、鶏そぼろの3種類。

いずれもご飯と卵を加えて加熱していただく必要がありますが、その調理のひと手間こそが、畑が大切にする「雑炊らしいサラリとした味わい」に欠かせない要素となっています。商品開発を始めた当初は「温めるだけで簡単にお召し上がりいただける商品」を目指していましたが、試行錯誤の中で方向転換し、現在の「雑炊スープ」の誕生に至りました。

「温めるだけでお召し上がりいただけるようにご飯や卵を加えたものは、何度試作をしてもお粥に近い食感となってしまい、雑炊らしいサラッとした口当たりが実現できませんでした。そのため、調理の手間を省くというコンセプトを見直したのです。その結果として誕生したのが、ご飯と卵の入っていない"雑炊の素"（雑炊スープ）です。ご飯と卵はご家庭に常備されていることが多いと想定し、"ご飯と卵を加えて加熱することで完成する本格的な雑炊"の商品開発を進めました」（畑）

本格的な味わいを追求して誕生した雑炊スープのベースは、いずれも中国料理のチキンスープです。

「広東料理のスープは、チキンやビーフ、ポークを使って作るのが一般的ですが、雑炊用のスープは、ご利用シーンを考えてチキンだけであっさりと仕上げました。さらに、日本人がイメージする雑炊の味わいを模索して完成したのが、紅ズワイガニをはじめとする魚介エキスをベースにした海鮮仕立ての『かに』、醤油とオイスターソースの旨味を加えた『ふかひれ』、チキンスープのすっきりとした味わいを生かした『鶏そぼろ』です。完全な中国料理風ではなく、日本の食文化に自然に溶け込む味わいに着地させました」（畑）。

3種類の「雑炊スープ」は、畑が追求した日本的な雑炊のイメージと中国料理のスープの旨味が調和した、帝国ホテルならではの味わい。ごはんと卵を加えて加熱すれば、サラリとした本格的な雑炊が出来上がります。

ここからは帝国ホテルの「雑炊スープ」を使用して、美味しい雑炊をつくるためのポイントをご紹介します。

雑炊に用いるご飯は、やや硬めに炊いた白米が好適。冷めたご飯の場合は水洗いをしてくずし、ぬめりを取って水切りをしてから使用するのがおすすめです。スープにご飯を入れた後はご飯の粘りが出ないよう、あまり煮立たせないのがポイントです。

卵を溶く際のポイントは、泡立てずに混ぜること。黄身と白身は固まる温度に差がありますので、黄身と白身を混ぜる程度で大丈夫です。

卵を入れる直前は火を強め、鍋全体をかき混ぜながらゆっくりと卵を回し入れていきます。鍋の大きさや火加減にもよりますが、卵1個の場合は約5秒が目安。卵を入れるとスープの温度が下がりますので、卵の冷たさによってスープのふつふつとした気泡がおさまるぐらいのスピードが理想的です。

スープが沸騰しているところに、溶き卵を回し入れた後、3秒ほど経ってから鍋に蓋をして火を止めてください。スープの沸騰がおさまったタイミングが目安です。蓋を閉めると、鍋の蒸気で卵に火が入ります。

火を消して蓋をした後は、そのまま1分ほど置いて蒸らしてください。理想的な仕上がりは、卵が固まっていない部分が若干残っている状態です。

仕上げに、お好みでごま油やラー油を加えるとより一層香りが引き立ち、さらに本格的な味わいに仕上がります。ぜひご家庭でお試しください。

本格的で優しい味わいの3種類の雑炊スープは、5個入りと8個入りの詰合せもご用意しており、さまざまな用途に活用できます。

帝国ホテルの「雑炊スープ」で作る雑炊は、あっさりしたチキンスープに具材の旨みが加わった本格的な味わい。

紅ズワイガニをはじめとする魚介の旨みが詰まった「かに」や、オイスターソースが利いた中国料理らしい味わいの「ふかひれ」は、ご褒美グルメにふさわしい深みのある味わい。チキンスープのすっきりとした旨味が楽しめる「鶏そぼろ」は、上品な味わいでおもてなし料理の締めくくりにもおすすめです。

帝国ホテルの「雑炊スープ」は製造日より2年間保存が可能なレトルト仕様のため、常備食としても便利です。卵とご飯さえあれば本格雑炊を簡単につくることができます。急な来客や小腹が空いた時に備えて、お好みの雑炊スープをストックされてみてはいかがでしょうか？

雑炊は消化の負担が少ないため、胃が弱っている時やファスティング（断食）後の回復食としてもおすすめです。帝国ホテルの「雑炊スープ」はスープ自体に旨みがあるため、あえて卵を使わず、よりさっぱりとお楽しみいただくことも可能です。

帝国ホテルの「雑炊スープ」はご飯と卵を入れるだけですぐに作ることができますので、お仕事や勉強などで遅くなった日の夜食にも便利です。作りたての雑炊は、胃も心も温まる優しい味わい。頑張った一日の終わりに、お好みのスープの雑炊で心やすらぐ時間をお過ごしください。

帝国ホテルの「雑炊スープ」は、小さなお子様からお年寄りまで、幅広い方に支持される優しい味わいで、ギフトとしてもおすすめです。お中元やお歳暮はもちろん、季節の贈り物やお見舞いなどに、ぜひご活用ください。

本格的な雑炊を簡単にお作りいただける帝国ホテル 大阪「ジャスミンガーデン」監修の「雑炊スープ」は、体にも心にも優しく、どなたにも好まれる本格的な味わい。「かに」「ふかひれ」「鶏そぼろ」の3種類の中からお好みの味を見つけていただき、さまざまなシーンでご利用ください。

商品撮影／升谷玲子（studio Bloom Room）
スタイリング／渡辺陽子
文・編集／小松めぐみ