ANoTHER IMPERIAL HOTEL:日本全国とのつながりを広げ地域共創を目指して サステナビリティ

2024年11月3日(日・祝)に開業した、帝国ホテルが手掛ける新たなオンラインモール「ANoTHER IMPERIAL HOTEL」。

帝国ホテルは、京都の新規ホテル開業や、東京事業所の建て替えなど、未来へ向けて新たな価値を創造する取り組みを進めています。その一貫として現代の多様化するニーズに応えるため、ホテルという枠組みを飛び出した“もう一つの(=another)新しい出会いの場”として、オンラインモール「ANoTHER IMPERIAL HOTEL」をオープンいたしました。

ANoTHER IMPERIAL HOTELでは、帝国ホテルの134年の歴史を紡いできたシェフやソムリエ、バーテンダーをはじめとするスタッフが、日本各地の逸品をセレクトし、商品に込められた生産者やつくり手の想いや物語をご紹介いたします。

開業に込めた想い

1890年の開業時、初代会長・渋沢栄一は、「世界のどんなものでも調達して便宜を図る。これこそ帝国ホテルが自身の果たすべき役割と心得る。」と語りました。
私たちはその想いを受け継ぎ、ホテルの枠を超えたこのオンラインモールで日本全国のすばらしい商品やストーリーとともに、新たなおもてなしをお届けいたします。

日本全国各地とのつながりを広げて

ANoTHER IMPERIAL HOTELを開業するにあたり、オンラインモールの開業を機に全国各地とのつながりや交流を広げています。
自然に寄り添う生産者、技を磨く職人、地域のために情熱を注ぐ方々との出会いを通じ未来へと紡ぐべき価値に気づかされました。メイド・イン・ジャパンのホテルとして、守るべき日本のすばらしい食や文化・伝統・技術などの生産者やつくり手と地域、そしてお客様をつなぐ新たなおもてなしの場となることを目指します。

各地との取り組み

KIRISHIMA RANCH (宮崎県)

霧島和牛の繁殖から肥育まで自社で一貫生産し、繁殖母牛を再肥育する経産牛の新たな価値創出に取り組みながら、牛の糞を堆肥として近隣農家で利活用するなど、地域連携を高めています。牛の餌にはホルモン剤や抗生物質を使用せず、仔牛には手やりで授乳するなど愛情をかけて牛を育てながら、成長速度や体調をデータ管理するなどITの力を駆使し、生産力向上に努めています。帝国ホテルと同社は、2021年よりホテルで経産牛を使用し始めたことをきっかけに、本オンラインモールでは、消費が難しい牛脂を活用した、東京料理長 杉本考案の「フレンチ牛鍋 &〆のストロガノフ」を販売します。 

畑萬陶苑 (佐賀県)

1926年創設の伊万里市の鍋島焼。江戸時代に将軍家への献上品として納められていた鍋島焼の伝統を継承しつつ、時代のニーズを捉えた発想で独自の素材開発をおこない、新たな商品を展開。「ものづくりとは人づくり、まちづくり」という想いのもと、伊万里に人を集める仕掛けとして、ひな祭りや風鈴祭りなど地域を盛り上げる季節催事も企画しています。帝国ホテルと同社は、2019年に伊万里市と共催した料理イベントをきっかけに交流を開始し、本オンラインモールでは、畑萬陶苑が帝国ホテルのために制作したオリジナルプレート“IMPERIAL BLUE シリーズ”を販売します。 

勝沼醸造 (山梨県)

1937年に創業し、山梨県の勝沼で日本固有のぶどう品種「甲州」の可能性に注目し、追求し続けるワイナリー。「ワイン造りは文化作り」という言葉を胸に、上質な甲州ワインで世界に通じるワイナリーを目指しています。帝国ホテルと同社は、2015年よりオリジナルの国産ワインを共同で手掛けるほか、ワイナリーに併設された直営レストランテ「風」に帝国ホテルスタッフが出向するなど、お互いに知識や技術を高め合う関係が続いています。