帝国ホテルのお取り寄せクリスマスケーキ、あえて「冷凍」という選択がおすすめの理由
帝国ホテル オンラインショップの今年のお取り寄せクリスマスケーキは、上質な栗の風味を生かした毎年定番の「クリスマスマロン」と、新作の「ホワイトクリスマス」です。あえて冷凍でお届けする2つのケーキの魅力を、帝国ホテル 東京 エグゼクティブペストリーシェフの望月 完次郎に聞きました。
きれいにカットしやすく日持ちもする冷凍ケーキは、おとりよせに最適
お取り寄せケーキは大きな箱を持ち運ぶ必要がなく、味わいも生ケーキに匹敵することから、年々人気が高まっている商品です。帝国ホテル オンラインショップで2021年11月1日からご予約を承る2種類のクリスマスケーキは、どちらも帝国ホテルが約20年前から培ってきた技術で作られたたもの。ホール状の生ケーキをきれいに切り分けるのは難しいものですが、帝国ホテル 東京のエグゼクティブぺストリーシェフ、望月 完次郎は「凍っている状態であれば誰でも簡単に切ることができる」と言います。美しくカットするコツは、大きめの包丁をお湯で温めて一気に切ること。望月はまた、次のようにも語ります。
上質な栗とチョコレート、生クリームが三重奏を奏でる「クリスマスマロン」
帝国ホテルのおとりよせクリスマスケーキのひとつ「クリスマスマロン」は、毎年クリスマスの時期に登場する人気商品。カットした渋皮栗と生クリームをスポンジ生地でサンドし、渋皮栗や生クリーム、ナッツ、チョコレートを飾ったケーキです。表面にたっぷりと絞ったクリームは、ホテルのレストランで提供している「和栗のモンブラン」と同様に和栗をすりつぶし、カスタードとバターを合わせたもの。「雑味のない濃厚な味わいを引き出すため、蒸した和栗の殻を手作業で剥き、渋皮を取り除いて用いています」と望月は言います。このケーキは解凍したての冷たい状態だと栗の香りが十分に立たないため、冷蔵庫で10~12時間解凍をしてお召し上がりください。
ホワイトチョコレートと果実のハーモニーがなめらかに広がる「ホワイトクリスマス」
- PROFILE
- 帝国ホテル 調理部 エグゼクティブぺストリーシェフ
望月 完次郎
1978年帝国ホテル入社後、パティシエとして活躍。クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー フランス大会(1987年)の日本代表を務めるなど、海外でも実績を積む。2010年には「現代の名工」を受章。