帝国ホテルの歴史
振り返ってみれば、130年以上におよぶ帝国ホテルの歴史は、まさに革新とともにありました。
1890年、近代国家を目指した日本の「迎賓館」の役割を担って、政財界人らの働きかけによって生まれたのがそのはじまり。
発起人のひとりである渋沢栄一は「ホテルは一国の経済にも関係する重要な事柄。外来の御客を接伴して満足を与ふるやうにしなければならぬ」と述べています。
その言葉には「経済と道徳の融合」を目指した渋沢の切なる願いが込められていたのです。
その後、数々の「日本初」、「ホテル業界初」を導入してきた帝国ホテル。それは、サービスだけにとどまらず、スタッフが常にベストのサービスを提供するための社内の制度にまでおよびます。
このページでは、これから帝国ホテルで働こうとしている皆様にぜひ知っていただきたい「革新」を、様々な面からピックアップしてご紹介します。
出典:『渋沢栄一伝記資料』第53巻
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1890年明治23年
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1911年明治44年
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1923年大正12年
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1923年大正12年
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1933年昭和8年
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1958年昭和33年
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1983年昭和58年
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1990年平成2年
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1996年平成8年
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2021年令和3年
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2021年令和3年
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2026年令和8年
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2030年令和12年
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2036年令和18年
そして、「伝統は常に革新とともにある」
帝国ホテルの歴史は、単なる時間の積み重ねではありません。脈々と受け継がれてきた伝統を何よりも大切にし、その一方で、 その時代、その時代の変化を感じ取り、ひらめき、先見性のあるサービスや体制をいち早く導入してきました。
「変えるべきものを変え、変えてはならないものを守る」。長年の歴史における様々な岐路において、私たちはその選択を常に繰り返してきました。最も優れたサービスと、その先にある価値を生み出すために、一つのホテル、企業として、「革新」を重ね、 それがまた新しい「伝統」となり、受け継がれてゆくのです。「伝統は常に革新とともにある」帝国ホテルはこの精神を胸に、開業時からのDNAを次の世代にも引き継いでいきます。