環境活動

環境への取り組み

当社グループは、企業としての社会的責任を果たすため、環境問題への全社的、継続的な取り組みを行っています。
限りある資源を守るため、エネルギーの有効活用を進めていくための各取り組みをご紹介いたします。

1. 取り組み体制

2001年より「環境委員会」を発足し、環境配慮を社会から期待される新たなおもてなしの一つと捉え、全社一丸となって環境活動に取り組んでまいりましたが、2020年4月より「サステナビリティ推進委員会」の下に「3Rチーム」と「省エネルギーチーム」を設置し、全社横断的に活動を推進しています。

○節電・省エネ対策担当『省エネルギーチーム』
LED導入拡大、空調設備の運転コントロール、従業員のパソコンの省エネ設定などの取り組みにより、エネルギー使用量を削減し、削減義務・目標値を達成しています。

・改正省エネ法(エネルギー使用量削減目標):過去5年平均▲4.1%(2021年度実績)
・東京都環境確保条例(CO2排出量削減義務):対基準年 ▲36.9%(2021年度実績)
・大阪府温暖化防止条例(CO2排出削減目標):対基準年▲22.7%(2021年度実績)

○廃棄物削減・再生化担当『3Rチーム』
ホテルから多く排出される生ゴミのリサイクル率を、2021年度は直営4事業所合計で69.1%まで向上させました。社内で排出されるゴミを細かく分別し、大半を原材料やサーマルリサイクルにまわしています。

○環境に優しい商品・循環リサイクルの導入担当『3Rチーム』
制服・作業服や衛生紙などを配慮型商品に変更、産廃カーペットから再生されたリサイクルタイルカーペットを導入する等、幅広い分野での取り組みを積極的に行っています。

2. カーボンニュートラル

 気候変動対策においては、環境関連の法令遵守はもとより、改正省エネ法に基づくエネルギー使用量の削減および東京都環境確保条例に基づく特定温室効果ガス排出量削減義務率の達成を続けています。

<中長期経営計画2036における脱炭素ロードマップ>
 日本政府が掲げる2050年カーボンニュートラル宣言に対し、社会の要請に応え貢献するという当社の企業理念に基づき、脱炭素ロードマップを策定し、2030年度までに(2013年度比)40%削減、2050年度までにカーボンニュートラルを目指しています。

<東京・大阪の全館でCO2フリー電力の導入>
 2022年度にカーボンニュートラルを達成した上高地帝国ホテルに続き、帝国ホテル 東京・大阪で、2023年10月より使用電力の全量をFIT非化石証書を利用した実質CO2フリー電力に切り替え、省エネルギーの推進と併せてCO2排出量抑制に努めます。

3. 食品ロス対策

 帝国ホテルは「おいしく社会を変える」という考えのもと、「食品ロス削減」に力を入れています。調理時に食材を無駄なく使用する工夫、アップサイクル商品の開発やオーダーバイキングの導入など、各部門で取り組みを進めています。

<食品ロスを「環境循環型野菜」に活用>
 レストランや宴会場で発生する生ごみを、2007年から乾燥させて再資源化し、パートナー企業を通じて野菜栽培用の肥料にしています。その肥料を使って生産された野菜を「環境循環型野菜」として購入し、レストランの一部メニューで使用しています。

<サステナブルなオリジナルソルト>

 野菜の皮や果物の房、甲殻類の殻などを低温オーブンで焼いてパウダー状にし、塩に混ぜてオリジナルソルトとして料理に使用しています。また、ホテルショップにて商品化し、売上の一部を環境保護を推進する一般社団法人JEANへ寄付しています。

▸具体的な取り組みのご紹介
▸野菜や果物の皮などを活用したフレーバーソルト サステナブルソルト (PDF:503KB)

<耳まで白い「新食感の食パン」を開発>

 帝国ホテル 東京は、廃棄が出ない「新食感の白い食パン W・E Bread」を開発し、館内で提供するサンドイッチ商品に導入しています。これまで見た目の美しさと食感を追求するため、食パンの耳を切り落としていましたが、伝統の味とスタイルを継承しながら食品ロスの削減に寄与する食パンを開発しました。これにより、年間約2.5トンの食品ロス削減を目指します。

▸具体的な取り組みのご紹介(PDF:1,453KB)
▸耳まで白くて新食感” 新たにサンドイッチ用の食パンを開発(PDF:440KB)

<食品リサイクル法に基づく生ごみ発生量(重量)および再資源化実施率>

 

4. プラスチック使用量の削減

 2022年4月に施行された「プラスチック資源循環促進法」に則り、直営4事業所(東京、大阪、上高地、柏)において、同法が対象とする客室アメニティなど12品目をプラスチックから代替素材に順次切り替えています。2022年度はプラスチックの使用量を年間70%(11トン)削減。2023年度の削減目標率は85.1%と据え、全ての切り替えが完了する2024年度以降は87.5%(対2019年度比)削減することを目指します。

5. 食の多様性の推進と責任ある調達

 「誰ひとり取り残さない」というSDGsの観点から、国内外のあらゆるお客様が安心して食事を楽しめるよう、2022年10月よりヴィーガンメニューのラインナップを拡充しました。

▸帝国ホテル 東京のヴィーガンメニュー
▸すべてのお客さまに食の選択肢を。帝国ホテル ヴィーガンガストロノミー(PDF:735KB)

<サステナビリティ調達方針>
 取引先とともに持続可能で責任ある調達を推進するため、グループ全体を対象に調達方針を策定しました。国際連合や経済産業省のガイドラインとパートナーシップ構築宣言を踏まえ、品質管理や公正・公平な取引はもとより、地球環境や動物福祉への配慮、人権尊重などといった、ホテルや飲食業ならではの視点を加えて12の項目を定め、運用しています。

▸帝国ホテルグループ サステナビリティ調達方針(PDF:395KB)

<パートナーシップ構築宣言>
 一般社団法人日本経済団体連合会・会長、日本商工会議所・会頭、日本労働組合総連合会・会長および関係大臣(内閣府・経済産業省・厚生労働省・農林水産省・国土交通省)をメンバーとする「未来を拓くパートナーシップ構築推進会議」の趣旨に賛同し、「パートナーシップ構築宣言」を公表しました。

▸「パートナーシップ構築宣言」(PDF:99KB)

6. その他環境活動