「インペリアルバイキング サール」、新たなスタイルで再開![帝国ホテルの美味通信 by 家庭画報]

「帝国ホテルの美味通信」にて家庭画報の取材・編集による、レストラン・バーラウンジで注目のとっておきの情報をお届けいたします。



 今ではすっかりおなじみとなった「バイキング」スタイル。実は帝国ホテルが発祥の地だとご存じでしたか。1958年8月に「インペリアル バイキング」として開店、一定の料金で“好きなものを好きなだけ召し上がっていただく”システムを確立し、あらゆる世代のお客さまに愛されてきました。

 2004年には「インペリアルバイキング サール」としてリニューアル、常に時代のニーズに合わせたブフェの形を提案。そして2020年8月、世界の状況が大きく変化したなか、“ニューノーマル”に対応し、“新生”サールをスタートさせました。「オーダーバイキング」を取り入れた、安全・安心のブフェスタイルです。

 お客さまがテーブルにつくと、まず目に飛び込んでくるのはタブレット。最初に供されるオードブルスタンドとあつあつのダブルビーフコンソメをゆっくり味わいながら、タブレットでメニューをチョイスします。

 メニューには、杉本料理長監修の特別献立や伝統の味わいもずらり。いずれも作りたての状態でテーブルまで運ばれてきます。テーブルに座ってばかりではちょっと物足りない、という方は、ブフェコーナーに足を運んでサラダやデザートをどうぞ。

 もちろんブフェ台はアクリルのカバーがかけられた安心仕様。オープンキッチンの様子が映し出される店内のモニターや、スタッフがワゴンで提供するワインペアリングなど、今までにないサービスがバイキングのワクワク感を一層高めてくれることでしょう。

 

「エスカルゴのパイ包み焼き」。ローストビーフやビーフカレーなど、伝統のメニューも存分に召し上がれ。

 

 

ライブ画面には、そのときのキッチンで作られている料理のプロセスが映し出される。「魚介類とトマトのアクアパッツァ」も格別の味わい。

 

 ディナータイムには、バーテンダーによるカクテルの創作やデザートの炎による演出も。迷ったり悩んだりしたら、「バイキングソムリエ」に相談できるのも「サール」ならではの嬉しいポイントです。

 

新たに設けられたディナータイムのバーカウンター。専属のバーテンダーが鮮やかな手つきで季節や料理に合ったカクテルを作り出す。ノンアルコールのモクテルも

 

季節の果物をフランベ。ホテルらしい演出とサービスの技を楽しめるディナータイム。

 

 「オーダーバイキング」にすることで、“作りたてのおいしさをお客さまに味わっていただく”レストランの本質により近づけた、という杉本料理長。オーダーされてから料理を作ることで、結果的にフードロス回避にもつながりました。

 また、海の環境を考えて、魚介はできうる限り、環境に配慮した漁業で獲られたことが認証された魚介を使用。月曜の夜は“ECOマンデー”として、グリーン電力で営業する試みも始動するなど、環境問題、SDGsへの取り組みにも積極的です。安全・安心で環境にもやさしい――、伝統のバイキングレストランの次なる1章が始まりました。

 

今回のリニューアルを監修した杉本 雄料理長。